The light stuff  あかるいひとたち

スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
もくじ  3kaku_s_L.png   スポンサー広告
  ↑記事冒頭へ  
←捧げたお話のおしらせ その3    →「一日一題一ヶ月」あとがき
*Edit TB(-) | CO(-) 

1周年企画物

世界の終わりに(一日一題一ヶ月その30)

あの日世界の終りに見たものは、どこまでも綺麗に澄んだ空の青。目の端に燃える花畑。
それを最後に私の意識はふわりと浮いて、ああ、大きな光の元へと行くのね。気がつけばそこには大きな扉と、周りには佇むように揺れるいくつもの魂たちのいる静かな場所だった。

後悔は無かったといえば嘘になってしまう。あんなやり方しか出来ずに、きっと、きっと傷つけたから。それでも生きてて欲しいと思ったの、勇者の使命とかそういうものも関係ないわ。ただ生きててくれればいいと願ったの。それは村の人達全員の願いよ。

扉が静かに開く、大きな大きな光の元へと導かれる。魂たちは扉をくぐってゆく。私は一度だけ振り返る。

やっぱり莫迦ね、あなたってば。そのまま逃げてもよかったのに、勇者になんてなっちゃって。でもよかった、あなたはちゃんと笑って、怒って、泣いて、拗ねて、また笑って、そうして生きることを選んでくれた。

一人じゃないね。今のあなたの周りにはいつだって仲間がいるのね。たまにちょっぴり落ち込んでるけど、もっとしっかりしなさいな。私達は大丈夫。あなたに心配なんかかけるほど、落ちぶれてなんかいませんから!

そうね、又きっと会いましょう。あなたの心がそう願ってくれるなら、私もきっと、幾千の時が過ぎたとしても、あなたの側に翔んでいけると思ってる。でも今は本当にさようなら。またいつか、ね。

だけど扉をくぐろうとした私の意識は、凄い勢いで跳ね飛ばされて、気がつけばそこは花畑。風に揺れる花々と、ポカンとした顔の幼馴染が目の前で。これは・・・夢?世界の終りに私が望んだ都合のいい夢の続きなの?

あの日一度終わった私の世界は、どうやらもう少し続く事を許されたらしい。

「また、会えたな!!」
「ええ」

世界の終わりは始まりの証。ただいま、ソアラ。これからもよろしくね。

一日一題一ヶ月 おしまい 長い間おつきあいありがとうございました!

こちらは
・サイト名・
君を想う、春を思う様よりお題をお借りしました
関連記事
もくじ  3kaku_s_L.png   1周年企画物
  ↑記事冒頭へ  
←捧げたお話のおしらせ その3    →「一日一題一ヶ月」あとがき
*Edit TB(0) | CO(0)
Tag List [ * ]

~ Comment ~















管理者にだけ表示を許可する

~ Trackback ~


  ↑記事冒頭へ  
←捧げたお話のおしらせ その3    →「一日一題一ヶ月」あとがき

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。