The light stuff  あかるいひとたち

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愛ってホントは偉大(一日一題その29)

「愛ってホントは偉大なモンだって、俺は身に沁みてわかってんよ!だからって、だからって、俺ばっかりこんな・・・・っ、もう嫌なんだよっ!!!!」

ドア越しに聞こえる、涙声と鼻をすする音。ああ、ソアラは本当に傷ついているのかも。そうよね、あなたは大人じゃない。いくら強くても、まだまだ少年(こども)。本来なら今ようやく自立への第一歩を踏み出すような年齢なのに、17で突然外に放り出されてそれからは、勇者と言われ誰にも弱音を見せずに、吐かずに、生きていかなければならなくなったんですものね。

17からのあなたがたどってきた道は、まさに茨そのものと言ってもおかしくなかったでしょう。あなたが自身をあまり多く語らないのは、まだその傷が癒えていないからよね。噂だけを鵜呑みにする訳ではないけれど、故郷は魔物に襲撃されてあなたを除いて全滅したというし、あのちょっと煤けた羽帽子はきっと誰かの形見なのでしょ?

そのことはね、いつかは話してくれると私も姉さんも信じているから今無理に話さなくてもいいわ。だけどねソアラ、やっぱり私達はこれから一緒に長い旅を続けるのだし、譲れない部分は今のうちにこうして取り払ってしまうほうがいいと思うの。だから、ここははっきり言わせてもらうわよ。

「そうやってても、絶対にあのお菓子は食べさせませんから。世の中にはね、レデイファーストっていう習慣があるんです。2つしかないんだから、私と姉さんで食べるに決まっているでしょう?」
あれは、私が占いの報酬として戴いたお菓子なのよ?私も姉さんも大好きなんです。我慢なさい。本当にしょうがないわね、そんなことで拗ねて宿に閉じこもるなんて、あなたの食べ物に対する愛も本当に偉大だこと。

「認めねーぞ!そんなのはぜってーただの差別だ!!姐さん達には、俺に対する愛ってもんがなさすぎるっ」
「失礼ね。だからこれは愛の鞭なのよって言っているじゃないの」
「そんな愛はいらねぇ!!普通の愛をくれっ」
「だけどね、ソアラ。愛って言うものはね・・・・・・・」

と一生懸命に愛を説く私に、ソアラの返事が冒頭へと戻る。ああ、これいつまで続ければいいのかしら・・・。

こちらは
・サイト名・
君を想う、春を思う様よりお題をお借りしました
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