The light stuff  あかるいひとたち

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1周年企画物

そんな事より手伝って(一日一題一ヶ月その11)

自炊は得意というか、慣れている。両親は早くに死んだし、俺には身の回りの世話をしてくれるような女性もいなかったからな。ただどうしても凝ったものより、ただ切って焼くとか、煮る料理ばかりにはなってしまうのでバリエーションは皆無だ。だがそれで困ったこともないし、これからも困ることは無いはずだと思うのだ。

「次の町についたら、私は是非ハンバーグやチキンのステーキが食べたいです。ソースはガーリックバターがいいかな。ああ、ハンバーグは目玉焼きがのっているのも捨てがたいですねぇ。うちのポポロも好きなんですよ」
「いやいや。オーソドックスにハンバーグならチーズを乗せた上からトマトソース、ステーキにはオニオンバターソースじゃろうて」
「おおっ。老師様も、中々こだわりがおありなんですねぇ」
「まあのう。やはり食と酒には昔からうるさいと言われておる」

俺の隣では、トルネコ殿と老師が食の話をしている。二人共どうやら、肉が食べたくなっているらしいな。まぁ、最近は宿代の節約もさることながら、魔物の強さが増して中々前に進めず今日のように野営になることも多いし、そうなると必然的に保存食ばかりになるから仕方のないことなのだろうが。

「ライアンさんはいかがです?町についたら何か食べたいものとかないんですか?」
「いや、今はこれといって思いつかないな」
「何じゃ、若いくせにおぬしも淡白じゃのぉ」

それよりも、やるべきことが今はあるということをお分かりなのだろうか?老師もトルネコ殿も。あまりこういうことを言うのを好まないが、ここは俺が注意喚起をしなければどうしようもないのだろうか。

「んなこたどーでもいいだろがぃ!!それより早く飯っ。飯を食わせろっ!!!!」
「そーよ、爺ったら何やってるの?さっきから口ばかり動いて手がまったく動いてないじゃないのっ!!」
「トルネコもだよ。今日の食事当番はアンタ達3人のはずでしょーが。まさかとは思うけどライアン一人だけに作らせようとか思ってんじゃないでしょうね?」
「あの、ブライ様。やはり私が代わりますからどうぞ向こうでお休みになって下さい」
「だめよクリフト。『働かざるもの食うべからず』というでしょう?相手が老師様だって例外は一切認めません」

「う・・・・。すまぬの」
「ごめんなさい、そうですよね。ちゃんとお手伝いします」

俺が口を開く前にソアラを筆頭に口々に叱咤が飛んできた。そうなのだ、俺達三人は本日の夕食作りの真っ最中なのである。だが、元々サントハイムの重鎮であられる老師も奥方のいるトルネコ殿も料理は不得手ときていて、先程から一切手出しをしてこなかったのだ。最初に言ったように俺は自炊には慣れてはいる。だが、これだけの人数の食事を作るとなれば、やはり話は別なのである。

「では老師は湯を見ていてください 。で、沸きましたら切った野草をいれますので、その時になったらまた声をかけて頂けますか?」
「うむ。わかった」
「トルネコ殿は、此れを切ってくれ。大きさは大まかで構わない」
「わかりました。ええと大体一口くらいでいいんですよね?」
「ああ」

こうして何とか俺は人数分の食事を完成されることが出来た。この時正直に言えば、もう二人と組んでの食事当番は二度と遠慮したいと思った。が、(食事当番の)順番の巡り合わせでソアラと姫君と組んだクリフトを見て、彼らよりは何倍も二人の方がましであると、考えをあらためることになったのは言うまでもない。

こちらは
・サイト名・
君を想う、春を思う様よりお題をお借りしました
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